臼杵の史跡
臼杵市街地は戦国時代にこの地域を治めたキリシタン大名である大友宗麟公が臼杵川河口の丹生島城(臼杵城)を築城し、南蛮貿易を通して周辺は城下町として栄えました。
江戸に入り、稲葉貞通が美濃(岐阜県)から入封して以後明治時代の廃藩置県まで約270年以上も稲葉氏の統治下にあったこともあり、臼杵城を中心に寺社 や武家屋敷が多く建てられます。
建物はもちろん、城下町の特徴でもある迷路のような通りは今もそのままの状態で残されており、全国でも数少ない素晴らしい町並みとして評価されています。
またJR日豊本線 臼杵駅を降車された方ならお気づきかもしれませんが、臼杵の町は大分県有数の石仏の町です。国宝臼杵石仏をはじめ平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られたと伝わる摩崖仏が散在しています。

臼杵の史跡
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最寄り駅、駅から現地までの時間、見どころを分かりやすく一覧にしています。
史跡名 | 最寄り駅 | キーワード |
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二王座歴史の道 | 上臼杵駅(徒歩11分) | 切通し、城下町 |
臼杵城跡(臼杵公園) | 臼杵駅(徒歩5分) | 海上の要害 |
国宝臼杵石仏 | 臼杵駅(バス20分) | 61体の摩崖仏 |
旧丸毛家住宅 | 臼杵駅(徒歩10分) | 武家屋敷、書院造り |
臼塚古墳 | 熊崎駅(徒歩12分) | 前方後円墳、石人 |
大日石仏(門前の石仏) | 臼杵駅(バス15分) | 平安~鎌倉期の摩崖仏 |
白馬渓 | 臼杵駅(バス15分) | 渓谷、紅葉、新緑 |
風連鍾乳洞 | 臼杵駅(タクシー35分) | 総延長500mの鍾乳洞 |
稲葉家下屋敷・旧平井家住宅 | 臼杵駅(徒歩13分) | 建築美と庭園美を堪能 |
石敢当(石敢當) | 上臼杵駅(徒歩11分) | 臼杵歴史の証人 |
雲台寺跡 | 上臼杵駅(徒歩15分) | 稲葉信通 |
中尾五輪塔 | 臼杵駅(バス20分) | 国の重要文化財 |
大友政親公の墓 | 上臼杵駅(徒歩20分) | 大友家16代当主 |
大友親繁公の墓 | 上臼杵駅(徒歩25分) | 大友家15代当主 |
光音寺跡 | 熊崎駅(徒歩20分) | 月山の長刀 |
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臼杵市内のマップから史跡を探すことができます。左上にある「引出し」アイコンは最寄りの駅周辺の神社一覧、右上の拡大表示では、地図と神社名を同時に確認できます。
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史跡のサムネイルやキャッチコピーからインスピレーションを得て、訪れたい場所を決めてみても面白いかもしれません。
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誰がこの地に石仏を彫ったのか今も多くの謎を残す。わが国を代表する摩崖仏群。国宝臼杵石仏
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江戸期の武家の生活様式を知る上で欠かせない建物。いにしえ人の知恵と工夫が垣間見える旧丸毛家住宅
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5世紀頃と伝わる臼杵最大の前方後円墳。臼杵の地名のルーツとも臼塚古墳
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平安後期~鎌倉期にかけて彫られたと伝わる。その風化具合が言葉にできない懐かしさを覚える大日石仏(門前の石仏)
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秋は紅葉の名所として、県外からも多くの観光客でにぎわいます。白馬渓
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大正15年(1926年)2月14日に臼杵市野津町泊で発見された総延長500mの鍾乳洞風連鍾乳洞
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廃藩置県後の稲葉氏里帰り用の屋敷。書院造の貴重な武家屋敷を体感できる。稲葉家下屋敷・旧平井家住宅
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畳屋町に戦国時代から佇む石碑。その碑が意味するものとは?石敢当(石敢當)
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稲葉家4代藩主稲葉信通公によってかつて建てられていた禅寺跡地雲台寺跡
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臼杵市中尾に残される国内で2、3番目に古いとされる2基の一石五輪塔中尾五輪塔
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臼杵市の戸室台地の一角にひっそりと建つ覆屋の中には大友家16代当主、大友政親公の供養塔大友政親公の墓
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臼杵湾を一望できる戸室台地に建つ一乗院(心源寺)には15代当主大友親繁公が眠っています。大友親繁公の墓
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大友宗麟の家臣で栗山城主だった吉田一祐(よしだいちゆう)の菩提寺の跡光音寺跡
大分県臼杵市の神社、お寺、史跡めぐりを中心におすすめ散歩コース、サイクリングコースなど詳しく紹介