善正寺ぜんしょうじ

善正寺は大分県臼杵市二王座に鎮座する浄土真宗のお寺です。鐘楼と山門が一体になっている鐘楼門が一際目を引く寺院です。

善正寺のある二王座歴史に道は、臼杵の代表的な観光名所であり周辺には10以上の寺院が集まっています。

善正寺001
最終更新日:2021年2月4日
善正寺までのアクセスと基本情報

日豊本線の上臼杵駅から改札を抜けて県道506号を北方向に進みます。途中県道33号と合流しますがさらに北へ進み、大橋寺向いの路地を右折して二王座歴史の道の田町側入り口へ入っていきます。

甚吉坂を上り突き当りのT字路を左折、旧真光寺(現休息所)、善法寺の前を通り稲葉家土蔵(現休憩所)が見える中の丁という路地を入り左手に建つ鐘楼門が善正寺です。

基本情報

住所 〒875-0043 大分県臼杵市二王座213
電話 0972-62-2246
拝観料 拝観自由
拝観時間 情報なし
宗派/山号・寺号 浄土真宗本願寺派、山号は仁王山
本尊 阿弥陀如来あみだにょらい(恵心作)
創建 慶長7(1602)年
開山 願了
善正寺の沿革

武田源氏の末裔である願了上人が、美濃(岐阜県)より天正16(1588)年、大野郡(大分県に昔あった郡)田中村 明尊寺釈了専の門弟として修業後、天正18(1590)年に臼杵を来訪します。

善正寺002

慶長7(1602)年10月16日 本願寺宗主准如上人じゅんにょじょうにんにより親鸞上人の御影像みえぞうを賜り開山します。

享保17(1732)年に起きた田町の大火によりお寺が焼失。寛保4年(1744)年に建て直し現在に至っています。

善正寺のみどころ

臼杵観光の代名詞である二王座歴史の道を歩いていると時代を感じる路地が多いことに気づくと思います。よく聞く法音小路は法音寺と善法寺の間の路地ですが、さらに1本東にある同じ石畳が続く中の丁と呼ばれる路地です。

中の丁

善正寺はこの路地を入って左手に鎮座しています。目の前には江戸時代に臼杵藩主稲葉家の分家が蔵として利用していた建物が残されており、城下町の風情をここにも垣間見ることができます。(現在この建物は無料休憩所となっています)

善正寺001

善正寺の山門は1階の門と、2階の鐘楼(鐘をつくお堂)とが一緒になった鐘楼門になっています。以前は山門の屋根に竜瓦が飾られていたようですが、改修されたのか現在は境内の中に飾られています。

善正寺001

山門の扁額は寺名の善正寺が書かれています。正の字が崩れており薄い青緑色の配色も他にはない個性あふれる額となっています。

善正寺003

山門を入ると、正面に本堂がありその脇に浄土真宗の宗祖である親鸞聖人のお像が安置されています。本堂の周辺にきちんと正面並べて置かれている竜瓦や鬼瓦の多さに驚きます。

善正寺本堂

親鸞聖人はもとは鎌倉時代に広まった浄土宗の宗祖である法然上人のお弟子さんでしたが、旧仏教派による反発を受けて2人とも別々の地に流罪になります。その後は法然上人の教えを推し進める形で専修念仏を広めていきます。

詳しくはこちらで--->何が違うの?浄土宗と浄土真宗

善正寺親鸞聖人

本堂脇には竜瓦とともに、竹に刻まれた寺名の燈籠でしょうか。臼杵では毎年、真名野長者夫妻の娘である般若姫の御霊を迎える竹宵たけよいと呼ばれるお祭りが開催されています。

また、野津地域には黄金色に輝く金明孟宗竹きんめいもうそうちくなど臼杵市では竹にまつわる伝説が多いのです。

善正寺親鸞聖人

境内には、竜瓦や鬼瓦が展示?されており通常は屋根の上に飾られているものなのですが、善正寺では間近で見ることができます。

善正寺鬼瓦

本堂の木鼻は正面が獅子鼻で脇は貘鼻の彫刻が繊細で素晴らしい。インドでは獅子は仏の守護神とされています。また貘は人の悪夢を食べてくれる中国から伝わった想像上の動物です。

善正寺木鼻

パっと本堂の屋根の上に目を向けると、なんとここには獅子瓦が。。こちらをじっと見つめているところを見るとお寺を守護しているのでしょうか。

善正寺獅子瓦

こちらは本堂の扁額で、山号の仁王山となっています。金色の縁と文字に木目が美しい額は威厳に満ちています。

善正寺004

善正寺は建築のすばらしさはもちろんのこと境内を隅々注意して見ていると、いたるところに装飾品などが置かれており、骨董市さながらの様相を呈しているのがとても興味を引きます。

二王座歴史の道を散策した際はぜひとも参拝してみてはいかがでしょうか。

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