臼杵神社うすきじんじゃ臼塚古墳うすづかこふん

臼杵神社は臼杵市大字稲田にある5世紀初頭に造られた臼塚古墳と呼ばれる古墳の上に鎮座する神社です。また臼杵五社の1つで医療、医薬、五穀豊穣、学業成就など、様々なご利益があるとされています

臼杵神社額束
最終更新日:2021年3月10日
アクセスと基本情報

最寄り駅は日豊本線熊崎駅(無人)です。駅舎は周辺環境にあわせた屋敷風の造りになっているのが特徴です。

日豊本線熊崎駅

日豊本線熊崎駅の改札を抜け、目の前の市道を大分方面へ進んで行きます。熊崎橋が見えたら渡らずに左折、三島神社の横を過ぎ踏切を渡ったところを右折していきます。

臼杵神社までの道1

そのまま緩やかな坂道を200mほどのぼった先に鎮座している神社です。

臼杵神社までの道1 臼杵神社社務所3

基本情報は以下

住所 〒875-0082 大分県臼杵市大字稲田字林西平131
電話 0972-63-7131
拝観料 拝観自由
拝観時間 特になし
祭神 大己貴神くにつぬしおおなむちのかみ
少名彦神すくなひこなのみこと
菅原道真公 天満社祭神
稲荷社祭神 倉稲塊尊うがのみたまのみこと
祭事 毎年4月に春祭り、12月に冬祭りが行われている
公式サイト https://usukijinnja.jimdofree.com/
沿革

文保2(1318)年に第95代天皇である花園天皇の御宣託により創建されたことが刻まれた石碑が社殿前に残されています。

また、戦国時代には臼杵八坂神社、三島神社、諏訪社、貴船社と共に臼杵五社の1つとして数えられています。

臼杵神社御宣託の石碑

昔から「臼塚大明神」と呼ばれていたようで、戦前には地元で「臼杵様」としてお参りする人もあり、このような崇拝が信仰の対象となり神格化して、「うすきねさま」-->「臼杵神社」となったと考えられています。

臼杵神社拝殿内部

毎年冬祭りで奉納される獅子舞は火伏として寛政7(1795)年に始まり現在まで200年以上も継承されている伝統文化です。

見どころ

臼塚古墳は全長87m、後円部45m、前方部が45mとコンパクトな古墳です。

臼杵神社全体図

鳥居の位置から右側を見るとちょうど盛り上がった部分に気づくと思いますが、後円部の箇所になります。

臼塚古墳後円部

明神鳥居の上には同じ石材を使用しているのでしょうか社名が刻まれた額がかかっています。

臼杵神社額

重厚な石燈籠と鳥居をくぐり境内に入ると、神聖な雰囲気が漂ってくるのを感じます。地元では「臼塚さま」として親しまれる理由も納得できます。

臼杵神社鳥居

鳥居の脇には、「史跡臼塚古墳」の石柱と並び「浩宮様御足跡之地」と書かれた石柱が建っています。浩宮ひろのみや様とは令和時代の天皇陛下である徳仁なるひと様の幼少時の呼び名です。天皇陛下も学生の頃にここ臼杵神社へお尋ねされているそうです。

臼杵神社鳥居

境内を入るとすぐ右手には国指定重要文化財である2基の石人が置かれています。

この石人は短甲(奈良、平安時代の鎧の一種)を象ったものと考えられており、九州圏内では最も古い「石の埴輪」の元となったとも言われています。

臼杵神社石人

一部でこの石人の頭部が「ウス」、脚部が「キネ」と見立てられこの形が「臼杵」という地名のルーツなのではとも考えられています。

臼杵神社石段

社殿脇の覆屋には貴重な遺跡である舟形石棺2基が格納されていて、古墳時代の貴重な遺跡を見ることができます。

臼杵神社舟形石棺1

凝灰岩で作られた船形のもので、昭和2年の調査から人骨と鉄剣や短甲片などが発見されており、これらの副葬品から臼塚古墳が造られたのは5世紀ごろではないかと言われています。神社の境内で出土した遺跡を拝見できるのも貴重な経験ですね。

臼杵神社舟形石棺2

再び境内石段付近に戻ると、ひときわ異彩を放つ御神木は樟の木。案内版によると樹齢は推定なんと700年、幹周りは6.64メートル

臼杵神社御神木

下の写真からでも、大きな幹周りが伝わりますでしょうか。数百年以上その場所にずっと生き続けている木はとても長い歴史の真実を知っていることは間違いないでしょう。

臼杵神社御神木2

ちょうど臼塚古墳の後円部に鎮座する拝殿。紙垂がついている注連縄が正面に取り付けられています。

臼杵神社拝殿

拝殿脇左の狛犬は、目がまん丸で愛らしい感じがします。

臼杵神社狛犬左

右側の狛犬のほうが、口が開いているためか威嚇しているような表情になっていてちょっと怖めです。

臼杵神社狛犬右

拝殿奥にはひっそりとたたずむ流造りの本殿が鎮座しています。

臼杵神社本殿

本殿正面を外側からよく見てみると、「臼杵大明神」の扁額がかけてあることに気づきます。木目調で全体的に控えめですが、本殿に違和感なく溶け込んでいて歴史を感じさせてくれる扁額です。

臼杵神社扁額

拝殿内部には、徳仁なるひと様がご訪問された当時の写真がかけられてありました。

臼杵神社社務所3

臼塚古墳上の神社境内からは神下山、中山、下山方面が一望でき、さらに左側には臼杵の象徴として知られている鎮南山もみることができます。畏敬の念を抱かずにはいられないこの神社は、定期的に訪れたい場所でもあります。

臼杵神社社務所3

今回は臼杵のルーツともいえる臼杵神社・臼塚古墳をご紹介しましたが如何でしたでしょうか。熊崎駅から徒歩で参拝に来れるアクセスの良さもあり、合わせてやはり臼杵五社の1つに数えられている三島神社や、臼杵八ヶ所霊場第二番札所になっている臨済宗の福聚寺なども一緒に回られてみてはいかがでしょうか。

御朱印

臼杵神社の御朱印は境内脇にある社務所で頂くことができます。書置きの御朱印(初穂料300円と500円の2つ)ですが、数種類の中から選択することができました。どの御朱印も臼杵神社の文字が崩されて特徴があり、非常に魅力的な御朱印です。是非とも奉納の証として頂いてみてはいかがでしょうか。

臼杵神社御朱印
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