うすきめぐり用語集 か行
か
開山(かいさん)
寺院をはじめて建てること。または創始した僧に対して敬意を表した意味もある。山間に寺院が建てられることが多く、山号を有することにも由来する。その他に宗派の開祖を意味することもあり、曹洞宗では道元を開山禅師と呼び、真宗では親鸞を開山聖人と呼んだりもする。
開基(かいき)
開山と同じような意味で使用されることが多いが、開基ももとは「基礎をつくる」と言う意味で、仏寺を創立すること。またその経済的支援者を指している。宗派により「開山」と「開基」の意味の異なる場合もある。
上臼杵駅(かみうすきえき)
大分県臼杵市大字福良にあるJR九州鉄道日豊本線の駅。1917(大正6)開設。2015(平成27)年に無人化。武家屋敷のような駅舎で、臼杵城下町散策の主要な駅となっている。大正時代に臼杵まで鉄道の線路が伸びたのは、当時臼杵出身の政治家、山本達雄(臼杵駅を誘致)、箕浦勝人(上臼杵駅を誘致)の力によるものと云われている。当時臼杵駅、上臼杵駅は日本一駅区間が短い駅といわれた。福良天満宮、龍原寺、光蓮寺、大橋寺、見星寺、二王座歴史の道が近い。

勧請(かんじょう)
分霊した神を自分の住む地域など別の場所に祀る事を勧請と呼ぶ。例えば農村では農業や水に纏わる神、漁村では海運航海に纏わる神などの利益がある神が祀られた。神を分霊して勧請したことで、日本全国に8万社以上とも言われる神社が存在している。
き
く
熊崎駅(くまさきえき)
大分県臼杵市大字井村字塩入にあるJR九州鉄道日豊本線の駅。切妻造の風情ある駅舎が特徴。1920(大正9)年開設。2015(平成27年)に無人駅化。三島神社、臼杵神社、福聚寺、泉入寺、善徳寺が近い。

け
賢巌禅師(けんがんぜんじ)
1618(元和4)~1696(元禄9)年に活躍した禅僧。多福寺3世。1618(元和4)年、臼杵海添の医師土屋道竹の長男として生まれる。17歳で多福寺2世の雪窓に投じ、32歳で3世となる。1657(明暦3)年に臼杵鎮南山に建てられていた廃寺を復興、庵の中には賢巌自ら彫刻した賢巌像が安置され、県の指定文化財となっている。また、長崎へ出向き中国の黄檗僧の隠元などとも交流し知見を深めている。1661(寛文元)多福寺において楞厳経(りょうごんきょう)を講じた際、500人以上もの会衆が詰めかけたと伝わる。1694(元禄7)年藩主稲葉景通公が逝去した際の導師を努めた。1696(元禄9)年山庵にて没す。79歳。「仏燈明覚禅師」の号が朝廷から贈られた。
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