王の字火まつり

王の字火まつりは神仏が霊力によって火災を防ぐ火よけの行事で臼杵市の望月地区で300年以上続いている行事です。

立石山の山腹に燃え盛る王の字

立石山の山腹の王の字に一斉点火

王の字火まつりが行われるのは毎年八朔(読み:はっさく。 正確には八月朔日)旧暦の8月1日から3日間行われます。

臼杵駅と上臼杵駅間の高架下

馬代地区が火祭りを望めるスポット

旧暦の8月1日は新暦では8月25日頃から9月23日頃までの間を移動します。(秋分が旧暦8月中なので、早ければその29日前、遅ければ秋分当日となります)。

臼杵駅と上臼杵駅間の高架下

臼杵川を挟み国道502号の上(PM8:00)

しかし全国各地で火まつりは行われていますが、やはり一番有名なのは京都五山の五山送り火(大文字の送り火)でしょうか。

こちらは、お盆に行われる行事です。臼杵でもこの時期同様に国宝臼杵石仏火まつりが行われていますが、山の斜面に炎で文字を書くようなイベントではありません。

臼杵駅と上臼杵駅間の高架下

京都五山送り火

王の字火まつりの由来は、昔望月地区のあたりで毎年のように火災が絶えなかったので、村では大分市にある賀来神社へ災害がこれ以上起きないように祈り、毎年この時期に山の山頂に王の字で点火したところ、以来火災が起きなくなったことが伝わったと「臼杵風土記四」に記されています。

臼杵駅と上臼杵駅間の高架下

MAX 燃え盛る炎

夜8:00から10分程度の点火ですが点火後のスタートダッシュが速い。2分後ぐらいがMAX炎が燃え盛っており、5分を過ぎるとだんだん鎮火し始めます。

臼杵駅と上臼杵駅間の高架下

終盤フェーズ

そう、例えるなら線香花火のような感覚です。10分間の儚くも美しい、物語のある王の字火まつり。鎮火後もしばし、その余韻に浸り真黒な夜の立石山を望む。