知って得する初詣のこと

初詣

日本に住む多くの人が年があけた、三が日にご利益のある神社やお寺へ初詣に出かけていると思いますが、いつ頃からこの風習は始まったのかなあ?なんて思った事はありませんか。

今回は初詣に関する事、その起こりや参拝へ行く場所、服装、時間帯など詳しくまとめてみました。

最終更新日:2020年12月28日
初詣とは

年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事の事を意味しています。昨年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりすることが一般的です。

初詣は日本で古くから行われているように思われていますが、実はそう呼ばれ始めたのは明治の中頃からで、元々は「年籠りとしごもり」と言われていました。

年籠りとは、大晦日からお正月にかけて氏神(地域の守り神)様のいる神社に籠って、昨年の無事と感謝、新年の祈願を行う習慣です。

江戸時代末期までに行われた新年の神社参拝は、氏神神社への参詣や、恵方(歳徳神)えほう さいとくじんにあたる神社やお寺への参詣が主に行われていましたが、現代では全国各地の有名な神社やお寺へ参拝することが一般的になりました。

神社とお寺の違い

神社もお寺も日本人の心の原点とも言われていますが、神社とお寺は宗教が異なります。

神社は日本固有の宗教であり神道の信仰に基づく神々を祀っている施設です。神社に祀られる神々の原点ははるか昔の縄文時代まで遡ることができます。山、川、木、太陽、などの自然や雨、雷などの自然現象全ての中に魂が宿る”八百万やおよろず”と形用されるほど多くの神々が存在しています。

その後、大和朝廷の時代になると天皇(大王)を絶対的な存在とするために、伝承や神話をもとに天の神である天照大御神あまてらすおおみかみを、八百万の神々の最高神と位置づけ、天皇家と連なるとされます。

登録のない神社も含めると、日本全国には10万社を超える神社が存在していると言われています。

一方、お寺(寺院)は信仰対象の仏(仏像)が祀られ、出家者が起居し修行や仏前で読経や礼拝する施設です。仏教が日本に伝わった起源は、5世紀にインドから伝わった説や百済よりもたらされたなど諸説ありますが、宗派によって伝来時期は異なります。

一般的には日本仏教は十三宗派五十六派と言われるほど、全国に広がっています。また宗派によって個性が様々で、その教えや特徴については非常に魅力的です。

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初詣は何処に行くべき?

初詣は本来、住んでいる地域を守る神様(氏神神社)に対して新年のご挨拶をすることです。よって自分が住んでいる場所から一番近い神社やお寺に行くことが一般的となっています。

しかし、1箇所のみという決まりはないので氏神神社への参拝後、その年に叶えたいご利益ある神社やお寺へ参拝へ行くのも良いでしょう。

神社の種類とご利益

神宮天皇家や皇族とゆかりがあり日本で一番”格”の高い神社。伊勢神宮など。ご利益は健康や幸福をもたらす。
稲荷通称「お稲荷さん」は日本で一番数が多い神社。ご利益は商売繁盛、五穀豊穣、心願成就など。
大社地域に根付いた神社の意味で、以前は出雲大社のみを指していました。ご利益は縁結びの力が強いとされています。
天満宮学問の神様である、菅原道真公を祀る神社。ご利益は学業成就、合格祈願。
八満宮八幡神を祀る神社で、大分県の宇佐神宮を総本社とします。ご利益は出世開運、交通安全、家内安全など。
初詣に行くときの服装は?
初詣

特に決まりはありませんが、神様や仏様のへご挨拶するにふさわしい格好という観点では極端に派手であったり、露出の多い服装は避けましょう。

特に正式参拝、祈願参拝などでは礼節を重んじる服装、スーツまたはそれに準じたものを身につけるのが一般的です。

初詣に行く適切な時間帯は?

参拝時間についても特に決まりはありません。理想は、早朝人が少ない時間帯に行くのがベターです。また、大晦日の深夜から元旦にかけて参拝をする二年参りはより功徳が積めるとされています。

初詣は可能なら三が日(3日まで)とされるのが一般的ですが、年があけた三が日の日中は、どこの神社、お寺も人が多く参拝するのが困難な場合もありますので、遅くとも松の内(7日まで)までに行くのが良いでしょう。

参拝の作法について

神社では鳥居の前で一礼をします。鳥居は神域に入るための境界の役割がありますので、ここでの一礼を忘れずに行います。境内に入り参道を進むと、境内に手水舎があるので両手、口を清めます。神殿前で一礼をして、お賽銭を入れて鈴をならし二礼二拍手一礼(2回お辞儀、2回拍手、1回お辞儀)を行います。

お寺の場合は、山門(三門)の前で一礼をします。手水舎で身を清めて本堂の前に行きます。お賽銭を静かに入れて鰐口があれば鳴らし、合掌を行います。最後に一礼をして本堂を離れます。注意点としてお寺では神社と違い拍手は行いません

おみくじに関すること

おみくじは、神社やお寺で吉凶を占うために引くくじのことです。

大吉、中吉、小吉、吉、末吉、 凶 、大凶の順で運勢が良いされるのが一般的ですが、各神社やお寺によってその位置が変わることもあります。

また、凶や大凶を引いたからといって、その後の運勢を左右することではなく説明で何が語られているかによって、気を引き締めていればご加護があるとされていますで、決して縁起が悪いということではありません。

引いた後のおみくじは、「縁を結ぶ」という観点から昔は神社やお寺の境内の木に結んでいましたが、現在は結ぶ場所を用意しているところも多いようです。

また、引いたおみくじを持ち帰ることも問題はありませんが、その場合は大切に保管して身につけて持ち歩くことが良いとされています。

お守り、お札、御朱印
お守り、お札

お守り、お札は厄除け、開運、幸運、加護などの人の願いを象ったご利益を得ることのできる物品です。

また、お守りもお札も効果があるとされるのは1年で、その後は効力が薄まるとされるのが一般的です。よって新しい年を迎えた際はお守りお札は購入した神社へ返納し、その後お焚き上げという行事で燃やされます。

また遠方の場合は、近くの神社に返納しても良いとされています。

御朱印は、神社やお寺に参拝した際に頂ける書と印のことです。寺社の名前やお経、ご本尊の名前や社名、訪れた日付などが墨で書き記されており、お守りやお札などとと同じようにご利益があるものですので大切に保管しましょう。

また最近では、季節に合わせたものなど各神社やお寺で非常にデザイン性に富んだ個性的な御朱印が多く見受けられます。

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初詣についてのまとめ

初詣について、今回はご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。日本では古くから神社やお寺で行う風習にはどれも神秘的であり、そこには始まった経緯や物語を知ることはとても興味が沸くと思います。

初詣について要点をまとめてみました。

  • 初詣は年が明けて昨年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願する行事
  • 神社は日本固有の宗教であり神道の信仰に基づく神々を祀っている施設
  • お寺(寺院)は信仰対象の仏(仏像)が祀られ、出家者が起居し修行や仏前で読経や礼拝する施設
  • 自分が住んでいる場所から一番近い神社やお寺に行くことが一般的とされているが特に細かい決まりはない
  • 参拝に行くときは極端に派手であったり、露出の多い服装は避ける
  • 初詣は、早朝人が少ない時間帯がおススメ。また大晦日の深夜から元旦にかけて参拝をする二年参りはより功徳が積める
  • 神社の参拝は二礼二拍手一礼(2回お辞儀、2回拍手、1回お辞儀)が基本
  • お寺の参拝は一礼の後、合掌が基本で拍手は行いません。
  • おみくじは、神社やお寺で吉凶を占うために引く籤くじのこと
  • お守り、お札は厄除け、開運、幸運、加護などの人の願いを象ったご利益を得ることのできる物品であり、効果は1年とされている。
  • 御朱印は、神社やお寺に参拝した際に頂ける書と印のこと

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